ビーツとの出会い
それは私がフランスに住んでいた時でした。
2016年末、フランスに移住したばかりの時、スーパーに買い物に行っても知らない野菜ばかりでした。
野菜コーナーにたまにおいてある、発砲スチロールの箱にトングと一緒に赤い心臓のような物体があったのです・・・。
フランス人はよくこれをトングで取ってビニール袋に入れて購入しているのですが、その時に皮が破れて中から赤い物体が・・・・私には気持ち悪い物体にしか見えず、暫く近寄りませんでした。
そして、初めてマルシェに行ったときです。
野菜農家さんが生ビーツをてんこ盛りで売っていて、その隣にまたもや発泡スチロールに入った赤い物体が・・・。
やはり、皆さんはトングでこの物体をビニール袋に入れて買っていく。
名前を見比べて、両方ともビーツなのだと認識し、発砲スチロールはビーツの水煮だと分かったのです。
ちなみにフランスではビーツの事をべトーラーヴ(betterave)と言います。
農家さんが水煮にしてくれたビーツはとっても美味しくて人気なのだそうです。
そして、日本のコンビニで売っている袋入りの野菜サラダのようなものがフランスのスーパーにもありましたが、ほぼビーツの千切りが入っています。
この袋入りのサラダはよく購入していましたが、安いので味とかしませんでした。
ビーツを調べると、抗酸化作用が強かったりと、色々な効果が凄くて乳がんの母に食べさせたいと、父にお願いして実家でも栽培してもらうようになりました。
しかしー、ビーツと言うと料理はボルシチくらいしかレシピが浮かびません・・・。
これはフランスのスーパーで売られているBIOの真空パックのビーツです。見た感じは血液パックのように見えちゃいます。
最初はこの水煮でボルシチを作っていましたが、このまま食べてみると甘くてプルプルして美味しかったのです。
なので、水煮ビーツを冷蔵庫で冷やしておいて、細かい角切りにし、こうやってサラダの上に乗せてドレッシングをかけて食べていました。
ドレッシングと甘いビーツが合わさった味が甘酸っぱくて美味しいです。
こちらはBio c’Bonというスーパーの生ビーツ。
時期によって値段は変わりますが、この時は1kgで3,20€(日本円で420円くらい)です。
664gで2.12€(日本円で300円弱)。生ビーツは生ジュースにして飲んでいました。