フランスの私のアパートは部屋の照明が全て間接照明なので暗めです。
雰囲気はとても落ち着くのですが、パソコンをしたり勉強するには暗過ぎてライトを買い足しました。
子供の頃、暗い所で本を読んでいると「目が悪くなるよ!」と怒られましたが、フランス人はどうなのでしょうか?
彼らが暗い所で本を読んでいたら同じ言葉は通用するのでしょうか?
夫の会社も間接照明
暗くなり始めても、フランス人は日本人より遅い時間まで照明を点けずに仕事を続けているそうです。
帰ろうとしたら暗い部屋で一人で仕事をしている上司が居て驚いたと言っていました。
!!!!!! 暗闇で仕事をする人、何故かかっこいいと思ってしまう。夜目が効くのか?忍者?
電気屋で売ってる照明は?
私が住んでる街の電気屋では、日本で売っているような明るいライトは発見できませんでした。
白い照明があってもやはり暗いです。
瞳の色素によっての違いを調べてみた
色素が薄い人(欧米人)
瞳の色素が薄いと光を通しやすく、光の量が沢山入り眩しく感じるので暗い所の方が楽。
少しの光でも目に入ってくるので暗さに強い。
色素が濃い人(日本人やアジア系)
瞳の色が濃いと光を吸収するので眩しくはないが、光を通さないので暗さに弱い。
フランスの照明が暗い理由
同じ明るさの場所にいても、日本人より欧米人の方がより明るさ、まぶしさを感じるのです。こういった理由から照明の好みにも違いがあり、日本人は蛍光灯のような白く明るい光を好むのに対し、欧米人はオレンジ色など落ち着いた色味の明かりを好む傾向があります。
参考:目ディア | 欧米人のサングラス事情
ということは、フランス人(瞳の色が薄い人)が日本に住んでいたら、日本人家庭にある一般的な照明はめっちゃ眩しくストレスを感じるのでしょう。
「暗い所で本を読むと目が悪くなる」と言われるのは何故か
医学的な裏付けは無いようです。
暗いところでは少しでも光を取り入れようと瞳孔が緊張して開き、近くの物を見るときは瞳孔を縮めます。
暗い所で本を読もうとすると目の焦点が合いにくく、瞳孔はこの真逆の動きをしようとして目が疲れやすくなります。
目の疲れは一時的で休むことで回復しますが、
一番の問題は長時間同じ距離を見続けることで、目のピントの調節機能が悪くなり近視が進行する可能性があることです。
目を守るためにサングラスは作られた
元々はファッションの為ではなく、瞳の色素の薄い人たちが眩しさを感じないようサングラスは作られました。
そして瞳の色に関係なく、目は紫外線を浴び続けると白内障や失明に繋がります。
私も白内障なのですが、日本で医師からもサングラスをかけることを勧められました。
日本でも年々日差しが増え、健康の為にも紫外線カットのサングラスは日本でも習慣化されても良いのではと思います。
まとめ
フランス人が暗い所で見えるというのではなく、瞳の色素が薄い人みんなが「暗いところは眩しくないから楽」ということだったようです。
「暗い所で本を読むと目が悪くなる」というのは、直接的な影響も無く、瞳の色素が薄い人種には通用しないのではないでしょうか。
そういえば私の祖父はすごく夜目が効く人でしたが、日本人だけど瞳の色が青かったのです。
私は白内障のせいで暗いところでは見えなくなってしまったので、暗い所でも見えるフランス人には驚いたしうらやましく思います。
参考:NIKKEI STYLE | だてじゃありません、サングラス 青い瞳に秘密 外国人の不思議(3)