チョコレートは「ニキビができる」「太る」など、ダイエットや美容の敵と思っている方が多いのではないでしょうか? ですが勉強で頭が疲れた時など、無性にチョコレートが欲しくなり、脳がチョコレートを欲しているのか?と思うことが多々あります。
実はチョコレートの原料であるカカオには、驚くべき効果が沢山あり、遠い昔カカオは薬や貨幣として扱われていた大変貴重なものだったのです。
私はミルクチョコレートが大好きでしたが、そんなことを知ってしまってからカカオの量が多いビターチョコレートを食べるようになりました。 そのきっかけはフランス語の勉強中、自分の記憶力の無さに落ち込んで、何か良い方法は無いものかと探していて知ったのです。
今回まとめたのはカカオたっぷりのビターチョコレートの驚く効果と摂取方法です。
何故チョコレートを食べると身体に悪いの?
まず、チョコレートがダメとされる原因。それは添加物です。 チョコレートの主原料はカカオですが、以下の添加物が入っています。
- 砂糖
- 乳製品
- 添加物
太る原因は砂糖で、ニキビができる・肌に悪いのは乳製品なのです。
植物性油脂(トランス脂肪酸)に注意!
トランス脂肪酸と言えば、バターやマーガリンに含まれている発がん性のある添加物。 安価のチョコレートには「植物油脂」が入っていることが多いのですが、それはトランス脂肪酸のことです。
カカオは高価であり、品質の保持がしにくいので植物油脂で代用されいるものが多いのです。
植物性油脂(トランス脂肪酸)は身体に色々な悪影響を引き起こす危険な脂肪酸です。
糖分と脂質がたっぷり入って高カロリー
チョコレートが甘いのは糖分が沢山入っているせいなのです。 主にお菓子類に使われているのは白砂糖です。
白砂糖は
- 血糖値がすぐ上がる
- 依存性がある
- だるくなる
など、色々な害があると言われています。 砂糖の原料はサトウキビや甜菜ですが、それを精製して栄養分を取り去ってしまったものが白砂糖。 精製された白砂糖は吸収が早く、血糖値を急激に上がるのを抑えてくれるインスリンの分泌が間に合わず、急激に血糖値が上昇します。 そして、増えたインスリンはすぐに元の状態には戻れないので低血糖状態になり、また砂糖が欲しくなるといった悪循環をもたらします。
身体に良いチョコレートは?
身体に良いおすすめのチョコレートはカカオが70%以上の添加物の少ないビターチョコレート。 カカオ豆の学名はギリシャ語で「テオブロマ・カカオ」。 「神の食べ物」という意味で、カカオ・ポリフェノール、良質な脂肪分、テオブロミン、カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルがバランスよく含まれています。 カカオは昔は貨幣や薬として重宝され高価なものでした。元々はカカオ豆をすりつぶした飲み物だったのです。
チョコレートの驚くべき効果
虫歯予防
ウーロン茶や緑茶に虫歯予防成分が含まれていることは知られていますが、カカオ成分にはこれら以上に虫歯菌(ソブリナス菌)をおさえる働きがあることも歯科医師の研究で分かりました。 そしてカカオパウダーは、歯垢をできにくくする働きもあることが明らかになりました。 以前は「チョコレートを食べると虫歯になる」言われていましたが、虫歯になるどころか予防する力があったのです。
便秘予防
カカオにはリグニンという食物繊維が多量に含まれており、肥満や肌荒れ、大腸がんなどの原因になる便秘予防に繋がります。 また、タンニンも含まれており、こちらも便秘予防の効果があります。
エイジングケア・美肌効果
カカオの代表的な成分「カカオ・ポリフェノール」が持つ抗酸化作用は、老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあります。 したがって、肌のくすみ・たるみ・しわ・乾燥などの防止に繋がります。
ダイエット効果
カカオに含まれるカカオバターの脂肪分は吸収率が低く、体脂肪になりくいことが実証されています。 良質な脂質とは、吸収率が低いことです。 そして、カカオ・ポリフェノールは満腹中枢を刺激するので、少量食べただけでも満足感が得られます。
集中力・記憶力向上
チョコレートには脳の活性化につながる成分が含まれており、カカオに含まれるテオブロミンは大脳を刺激し、記憶力、集中力、思考力をアップさせる効果があります。 同じく含まれるブドウ糖は、脳をはたらかせるエネルギー源となり、神経伝達物質・アセチルコリンの材料ともなります。 そして、香りは中枢神経を刺激し、集中力や記憶力をアップさせる効果があります。
ストレス軽減とリラックス効果
カカオに含まれるカフェインの一種テオブロミンには、神経を鎮静する効果や精神をリラックスさせ、ストレスを軽減する効果があることが分かっています。
チョコレートの効果的な摂取の仕方と注意
1日の摂取量は20g~50gまで
チョコレートの効果の恩恵を受けるためには、毎日チョコレートを1日に20gほど摂取すると良いと言われています。 チョコレートは高脂肪、高カロリーな食べ物なので、良質な吸収率の低い脂肪質といっても食べ過ぎると肥満や病気に繋がります。 多くても1日50gに抑えましょう。 毎日少量を数回に分けて食べるのが効果的です。
チョコレートの摂取量が多い国でノーベル賞の受賞者が多い?!
カカオには集中力や記憶力、認知機能を高めることから、消費量が多い国は優れた学者も育ちやすいと考えたようです。
2012年秋、臨床医学の権威である『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』という雑誌に、チョコレートの一人当たりの年間消費量がトップクラスのスイス、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、イギリス、ノルウェー、イタリアなどはノーベル賞受賞者も多いという調査結果が発表され、話題になりました。 参考:yomeishu | 良薬は口に美味し?恋にも健康にも効くチョコレートの驚異!
記憶力アップには、ビターチョコレート1かけ、赤ワイン1杯、青魚を毎日摂取するという方法もあります!
おすすめのビターチョコレート
リンツ エクセレンスのチョコレート。 フランスのスーパーで見つけたチョコレートで、私が毎日ひとかけらずつ食べています。 写真では85%、99%とありますが、お値段はやはり99%は少しお高いです。 とはいっても日本の値段を見ると、フランスとそんなに変わりません。 フランスでは安いものがなくて、スーパーのチョコレートはどれも同じような値段がするだけなんです。 (もちろんキットカットなどはありますよ!)
味はというと、85%はほんのり甘いような気がする程度。それほど苦くないしコクがあり、美味しくてリピし続けています。 甘いチョコレートを沢山食べてしまったときの罪悪感のようなものは沸く気はしません。
チョコが大好きな昨年の夫の誕生日には、このチョコレートを使って甘さ控えめのチョコムースケーキを作りました! チョコレート大好きだけど、甘いものが食べられないという方には向いているのではないでしょうか。 99%は甘みは無く本当にビターです。 私は85%の方が好きかな? 90%というのもあったので、試してみたいと思います。