日本のバレンタインデーといえば「チョコレート」。
女性から男性へアクションをしますね。
- 好きな人に告白をする
- 好きな人にチョコレートとプレゼントをあげる
- 義理チョコがある
男性が受け身なので、女性は四苦八苦します。
私も誕生日がバレンタインデーのすぐ後なので、若かりし頃は片思いの男性になんとかチョコレートを渡さないと自分の誕生日に何も起こらないと悩んでいたほどです。
フランスのバレンタインデーは事情が違います。
フランスのバレンタインは女性が主役
フランス語でバレンタインのことを「La Saint-Valentin(ラ・サンヴァロンタン)」。
「La fête des amoureux(恋人たちのお祭り)」と言われています。フランスのバレンタインデーは、男性が付き合っている女性にプレゼントを贈ります。
そして、改めて愛を伝えるのです。
主役は女性で、妻や恋人のみ。
夫婦や恋人たちが二人で祝う「恋人たちのお祭り」なのです。
したがって付き合っている人が居ない男女は、全く関係のない日です。
日本でいう好きな人も告白する人される人も居なかったという人が寂しい気分になるということだけは同じなのかもしれません。
マストなプレゼントは「赤い薔薇」
フランスでバレンタインデーに欠かせないのは「赤い薔薇」です。
この日の花屋は男性の長蛇の列・・・。
他にアクセサリー、香水、下着など、愛するただ一人の女性の為に真剣に選びます。その中のプレゼントの選択肢としてチョコレートがあります。
バレンタインの過ごし方は?
この日はフランスでは祝日ではないので、仕事が終わってからディナーに行ったり、週末に旅行に行くなど二人で有意義な時間を過ごします。
ホワイトデーや義理は存在しない
家族、友達や同僚に何かを贈るということもありません。
あくまでこの日は恋人や夫婦としての男女の「愛」ということなのです。
バレンタインデーで女性が主役なのはフランスだけではない
実は、バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを渡すのは日本が始まりでした。
最近では日本の影響を受けている国も増えてきているそうです。
元々のバレンタインデーは男性から女性に手紙や贈り物をするもので、世界の殆どの国が共通です。
Je t’aime.(ジュテーム)は使わない
フランス語での愛の言葉と言えば「Je t’aime.(ジュテーム)」(愛している)ですが、実際フランス人にから聞いて驚いたのは、ほぼ使わないという事でした。
相当深い関係での物凄く重い言葉なのだとか。
最近、日本人の留学生から、フランス人に告白したいと相談を受けたことがありました。
彼女は「やっぱりJe t’aime.(ジュテーム)なのかな?」と言っていましたが、フランス人がその言葉は言わない方がいいと止めていました。
じゃあ、どうやって告白するの?!と思うのですが、フランスには告白文化は無いそうです。
手を握って握り返されたらOKとか聞きましたが、握り返されなかったときどうしたらよいのやら・・・。
私はあまり力になれませんでしたが、友人は見事!フランス人の彼を射止めることに成功したのです。
この辺はまた詳しく聞いてみたいと思います。