私は5年間フランスに住み、語学学校に通っていましたが、日本に一時帰国した時に参考書を購入しフランスに持ち帰って勉強していました。
その時に購入して役に立ったフランス語、又はフランスで購入した本を紹介いたします。
内容紹介
この参考書を手に取った時、私のフランス語学習はまだ数カ月でしたが、とにかく文章を作れないことに悩んでいて、話すときも単語だけ並べてしまっていました。
フランス語の文章でどう話して良いのかわからない。言いたいことが伝えられない・・・。
そんな悩みをこの本のトレーニングをすることによって少しでも解決してくれそうだと思ったのです。
「何年勉強しても思ったように話せるようにならない」「文例集だけだと伝えたいことが書けない」「自分の文が合っているのか自信がない」…とお悩みの方に。
1構文を見つける、2語彙・表現を増やす、3文章を組み立てる、という3ステップで練習しながら作文力を高めることができます。日常のことをどんどんフランス語にしてみましょう!出典:amazon | どんどん話せるフランス語 作文トレーニング
この参考書のレベルは?
「何年やっても思ったように話せない・・・」と書いてあるので、基礎が一通り終わり文法理解している中級者向けの作文トレーニングだと思います。
あくまで「作文トレーニング」に徹底している本で、CDは付いていません。
この参考書の著者はどんな人?
著者の栢木利恵先生は、フランス語講師、通訳、翻訳。在日フランス大使館勤務後、フランスに渡り、FLE(外国語としてのフランス語)教授資格を取得。日本人の苦手なポイントをおさえ、生徒に合った話す力を養うレッスンに定評がある。政府機関などでの語学研修やCMのフランス語発音指導も行っている。フランス語学習・情報サイト「フランスネット」主宰。
レビュー
この参考書を買ったときの私のレベルはDELF A1で、まだまだ基礎が終わっていない初級状態だったので難しかった。
ですが、日本に一時帰国することは数年に1度なので、買っておいてよかったと思いました。
私の今のLVはB1ですが、このレベルになってからでもこの本を勉強します。
内容
①ミニ文法(文法のおさらい)
②文を作るための道具箱(構文を学習)
③テーマ別単語・フレーズ集(朝、通勤、仕事、学校などテーマ別のフレーズを学習)
④文章を作ってみよう(短い文章を作り、状況などの説明も付けたした後、長い文章を作るドリルがある)
デザイン的にもとても見やすい参考書です。
この参考書が良いと思ったのは、フランスで通っている語学学校で普段の生活の質問が毎日飛んでくるため、答えるためのトレーニングが出来ました。
授業の初めにまず聞かれるのは「昨日、学校が終わってから何をしましたか?」「何時にご飯を食べて何時に寝ましたか?」など、その場ですぐ答えなくてはなりませんでした。
もちろん、私にはまだ難しい参考書でしたので調べたり、話しかけられるイメージトレーニングをしながら何度も口にしたりと覚えながらやりました。
文章を作るドリルでは、与えられたテーマに沿ってまず短文を作って並べ、短文を膨らませて細かい説明を入れ、全ての短文をつなげるというもの。
学校では授業が進むにしたがってどんどん文章が長くなっていくし、細かい説明を付け足したくてもボキャブラリーが無いのと、間違えてばかりで直される毎日でした。
そういった悩みをこの参考書は解決してくれたので、何周も続けたい参考書です。
あ、それってそう言うんだ?!という話題を話すための語彙・表現も沢山出てきます。
でもやっぱりCDが無いのが残念でした。CDが付いていないので★が一つ減ります。
オススメ度★★★★☆